私は職業を尋ねられた時、
「マーケティングコンサルタントをやっています。」
とお答えするが、
「マーケティングって何をやるの?」
とよく聞かれることがある。
だからその度に、
「売上を上げるための戦略をプランニングし、実行していくことで、
経営の要素から アカウンティングと人事、ファイナンスとかを
引いた業務ですかね〜」
などとお伝えしているのだが、
正直この説明は非常に分かりにくいと感じる…
我ながらお恥ずかしい限りだ(泣)
だから申し訳ないが、
この場を利用して私が考えるマーケティングを、
うまく第三者に伝えるための整理をさせて頂こうと思う。
実は過去、
これについて整理するのも面倒なので
何度か経営コンサルタントと名乗ってしまおうと思ったが、
マッキンゼーやボストンコンサルなどの大手に
大きく見劣りしてしまうこともあり、
好きなマーケティングに特化しようという
結論に至ったのだ(笑)
まあ、マーケティングだったら
必ず実績を出せる自信があるってのもある。
マーケティングの定義
マーケティングというと、
言葉自体はそこら中で頻繁に聞かれるが、
その認識は「リサーチ」や「広告宣伝」、
「集客」など人によってまちまちだ。
そのため、
マーケティングのほんの一部しか知らないのに
「私はマーケティングをやってます」と言う人がいて、
ガッカリすることもよくある。
いや、もちろんマーケターを名乗るのは
悪いことではないし、むしろ大歓迎だのだが、
スキルも知識もないのにそのように言われると
経験と実績を積んできた私からすると
ちょっとムッとするというだけの話だ。
ということで、
とりあえず定義を見てみよう。
日本マーケティング協会
マーケティングとは、企業および他の組織1)がグローバルな視野2)に立ち、顧客3)との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動4)である。
アメリカマーケティング協会
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。
ピーター・ドラッガー
マーケティングの目的は販売をなくすことである
フィリップ・コトラー
マーケティングとは社会活動のプロセスである。その中で個人やグループは、価値ある製品やサービスを作り出し、提供し、他社と自由に交換することによって、必要なものや欲するものを手に入れる。
・・・・
定義を見るとより深みにハマってしまうくらい
分かりにくい・・・(苦笑)
ドラッガーが言う定義は一番シンプルで、
マーケティングをやっている人間からすると
腑に落ちるのだが、
一般の方からすると
販売をなくすってどういうこと?は?
という感じになると思う。
私が考えるマーケティングとは?
だから、第三者にも分かりやすく伝えるため、
私なりに整理してみると
下記のようになるのではないかと考える。
『マーケティングとは、
自社、競合、市場の状況を加味し、
利益を最適な形で上げる仕組みを作ること。』
どうだろうか?
これで少しマーケティングの
イメージが湧くようになったのではないだろうか。
この「仕組み作り」について大きく分けると、
・利益を上げるための戦略プラン作成
・実行
・実行後データ解析&改善
となるが、
戦略プランを作成していく中に
商品・サービス作りのMD的な要素が入る場合もあるし、
組織体制や人事の見直しが入ってくることもある。
だからマーケティングは、
ほぼ経営と言っても過言ではないのだ。
ただ、必要がなければ
組織や人事などに触れることはないため、
経営とは違うものだと私は思っている。
そしてマーケターとしてコンサルする範囲は、
それぞれの企業様の状況によって変わってくるため、
ヒアリングや現状調査をしてみないと分からない。
という感じだ。
なんとなくお分かり頂けただろうか?
不明な点があれば
ぜひともコメントなどで聞かせてほしい。
なお、私の場合、会社役員をやっていたことと、
MBAを学んでいることから、
より経営者としての視点から
マーケティングができるため、
通常よりマーケティングの守備範囲が
広くなっているかもしれない。
だから上記の見解は、
あくまでも私の意見であり、
そんなに範囲広くないよ!という方もいるかもしれない。
ただ、ドラッガーの言う
「マーケティングの目的は販売をなくすこと」
だとするのならば、ある程度広い範囲を
カバーできないといけないと思う。
そして一応お伝えしておくと、
あまり経営に口出しされたくない経営者もいるので
私はあくまでも社長の右腕的立場で
マーケティングのサポートをさせて頂くことを
心掛けている。
もし興味ある方がいれば
連絡してきてもらえたら
別途色々とお伝えできることがあると思う。
ただあまり企業規模が大きくなると色々と大変なので、
50名以下の企業、個人事業主様限定での
サポートとさせて頂く。
※50名を超える場合は要相談である。
以上ここまでお読み頂きありがとうございます。
何か不明な点、意見などあれば
下記まで連絡頂けたらと思う。
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